時計にとって大事なオーバーホールOHとは

時計の豆知識

オーバーホール(分解掃除)工程

ムーブメント内部の部品同士の磨耗や潤滑油の劣化を改善するために、以下の作業工程で行う時計修理作業を言う。
(1) 外装のチェック (2) 分解 (3) 劣化部品の交換・修正 (4) 洗浄 (5) 組立 (6) 注油
(7) 調整 (8) 外装組立 (9) 性能チェック
定期的に行うことで時計の状態を良好に保ち、購入当初の能力に近い状態で長く使用することが出来る。

引用元-−-オーバーホールとは – 大車林 Weblio辞書

オーバーホールの分解と修理と組み立て方法

『自動巻腕時計を分解する方法』
ネジをはずして、外れる部品は、すべて外します。
順序良く、外れる部品から順番に、はずして行きます。
全舞を力のない状態(全舞がほどけた状態)にしておくことが大事です。
ヒゲ全舞、テンプ、アンクルに気をつけて・・・
特に、難しくありません。ただ小さく、細かいだけの作業です。
分解するだけならば、技術などは必要ありません。
最初は、手巻腕時計の機械から始めることをお勧めします。
機械の大きな男性物の手巻の機械から始めることをお勧めします。

全舞式時計の基本となる機械の、手巻腕時計の機械から始めると、時計の機械の構造、全舞から歯車への力の伝わり具合、脱進機、調速機への力の伝わり具合などが、分解する前に、外側からも見えますので、ハッキリと解ります。自動巻腕時計の機械は、自動巻上げ機構の部分が付いている分だけ、複雑になってしまいます。

『自動巻腕時計を修理する方法』
壊れたところを見つける必要があります。
そして、壊れたところを直せば良いことです。
しかし、部品が壊れますと、直る部品と直らない部品があります。
壊れた部品は、交換すれば良いことです。交換するしかありません。
修復修正できる部品は、もちろん修復修正します。直します。
ちょっとだけ、知識があれば大丈夫です。
汚れた油、乾いてこびり着いた油を、しっかりと洗浄することです。
穴石、受石、アンクルの爪石をキレイに洗浄することです。
車軸穴、歯車の歯、車軸をキレイに洗浄することです。
その他の調整、調節も必要です。
知識に伴う、ちょっとした技術が必要となってしまいます。
摩耗している所を修復しなければなりません。
香箱車の香箱芯の穴が摩耗しています。(最も多い、不具合の原因です)
摩耗していなければ、全舞を出す必要はありません。
知識以上に、経験と技術が必要となります。
分解して、組み立てるのは、ちょっとした知識があれば、出来ると思いますが・・・
修理となると・・・どうでしょうか?やはり経験が必要ではないでしょうか?小さい部品ばかりです。細かい作業ですので、『手・指の感覚』で修理します。やはり・・・少し経験してみないと解らないと思います。とにかく『慣れ』が必要です。数をこなして、慣れるしかありません。壊さないように・・・適当にやってみてください。

『自動巻腕時計を組み立てる方法』
組み立てる時は、ただ組み立てるだけです。
全部の部品の修正は済んでいるわけです。
ただ組み立てるだけならば、技術は必要ありません。
しかし、細かな調整、調節をしなければなりません。
テンプ、ヒゲ全舞、緩急芯のアオリなどの調整、調節が必要です。
時間が合わなければ・・・時計になりません。
時間の調整が必要です。
つまり、それなりの技術が必要となってしまいます。
組み立てる時は、車軸が車軸穴にしっかりと入っていることを何度も、確認しながら組み立てて行きます。確認、確認、再確認で行ってください。車軸が車軸穴に入っていないままで、輪列受けのネジで押さえてしまいますと、車軸が折れてしまいます。車軸穴に入っていることを確認しても、ネジを閉める時に輪列受けが浮いてしまい、車軸が車軸穴から出てしまうことがありますので、最注意が必要です。

引用元-−-【times-machine.com】

機械式腕時計にとって大事な注油

腕時計と言うのは歯車など、回転する部品で構成されています。
丁度、自転車のチェーンを思い浮かべて頂ければ分かり易いですが。
毎日、使っていると油が切れてきたり、錆びたりして来ます。
自転車のチェーンなどは油が切れたら「油を挿す」と言った事をしますが
腕時計はそういう訳には行きません。

何故かと言えば、自転車なら油が切れてもペダルが少し重くなるくらいですが。
腕時計は「精度」が要求されます。
自転車と違って遅くなっても回転さえすればOKと言った性質ではないのです。

もちろん腕時計内部の部品でも大きな部品(上記写真なら)ゼンマイなどは
回転すれば良く、巻くのが重くなるだけですから油を挿せばそれでもOKです。
しかし歯車部分、それと腕時計の心臓部である「テンプ」。
これはコマの様に回転しています。(一方向ではなく往復運動ですが)
この様な小さな部品が正確な速度で回転する為には「注油」のみではなく。
一度時計を「分解」してから油と埃の固まった汚れを綺麗に「掃除」して
新たに綺麗な油を挿して組み立てる作業が必要になる訳です。

よって腕時計に関しては「注油」といった修理はなく。
「分解掃除」(オーバーホール)となる訳です。

引用元-−-Cooの腕時計

機械による歩度調整

最終的におおよそ「日差0~+5秒」程度を目指して調整していきます。機械式時計の精度の追求は、とてもデリケートな技術が要求されます。それゆえに、「日差0~+5秒」という値は、標準的な精度よりも高精度な状態なのです。(標準的なクロノメーターは日差-1~+10秒の範囲)

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引用元-−-腕時計メンテナンス専門店シエン

時計歩度測定器の構造

周囲の音を遮断し時計の振動だけをキャッチする特殊マイクと、精度の高い標準水晶発振子を内蔵(初期は標準時計内蔵)し、 これと比較した誤差を表示する表示器又はプリンターからなる。
時計の天府の振り石の音、アンクルの爪石の音を特殊マイクでキャッチしてこれを増幅し、プリンターの印刷棒を同期して打たせる。一方、標準水晶発振子の高い周波数を分周、逓減させ同期モーターを回転させ、このシャフトに取り付けたスパイラル突起付きローターと印刷棒の間に記録紙を走らせ、連続した打点の変化、角度より誤差を知ることができる。
打点の変化パターンで、歯車の偏芯・天府の振り角・トルク変化等、いわば時計のレントゲンのような役目がある。

引用元-−-Wikipedia

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