帯磁性、防水性に優れた「質実剛健」ジンSinn腕時計
2016/10/11

創設者は第二次世界大戦でドイツ空軍パイロットとして活躍したヘルムート・ジン
正式名称ドイツ語で「ジンSINNスペツィアルウーレン」は1961年にフランクフルトにてパイロット用の時計作りを始めました
「使うためだけの時計」の哲学で、時計には実際に役立つ機能のみを搭載するといった質実剛健なドイツ時計です
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2015 Sinn BASELWORLD -YouTube動画
左リュウズには訳があるSinnジン EZMシリーズ
ジンというブランドは、まさに質実剛健なドイツの時計、といったモデルをリリースしてきます。もとはドイツ軍パイロットで飛行教官でもあったヘルムート・ジンがパイロット用の時計を作り始めたことが発端です。視認性、機能性をとことん追求し、無駄な装飾を省き、堅牢に創られた製品は、時計というよりも航空計器に近いものでプロフェッショナル達の要求を完全に満たしていました。
こうしたジンの技術力、時計作りにおける信念を見込んで、ドイツ税関犯罪局の特殊部隊ZUZが部隊用の時計の開発を依頼してきました。ZUZは、兵器、麻薬密輸など、国境を越えた組織犯罪に対してアジトを急襲するといったような危険で際どい任務を遂行する戦闘部隊です。そうした極めて過酷で特殊な任務に使用する時計として開発されたのが、EZM1です。
EZMとはドイツ語でEINSATZ(出撃)、ZEIT(時刻)、MESSER(計測機器)の略でまさに特殊目的を行なうスペシャリストの時計となっています。この時計はクロノグラフ(計時機能)を装備していますが、普通のクロノグラフに有るようなスモールダイアルはありません。ZUZの作戦行動は通常15分以内で終了するため、不要なスモールダイアルを省くことによりメインの時刻針の視認性を妨げないようにしています。また、通常、右利きの人用の時計は操作し易いように、リューズをケース右側に配していますが、作戦開始後は終了までリューズをする必要がないため、激しい動きを行なう作戦行動中に時計をはめている左手首を痛めないように左側に配しています。さらに、マイナス20℃~70℃まで耐える仕様で、寒い屋外から暖かい室内へ突入する場合などの急激な温度変化による結露を防止するためドライカプセルを装備し、アルゴンガス充填と特殊オイル使用により、精度低下を防いでいます。ムーブメントにはセンタークロノグラフ針を持つ、レマニア5100(オートマチック)を採用し、飛行機型の大きな計時針を装備することで、時間の経過が一目で分かるようになっています。また、ケースには軽量で対蝕性に優れたチタンを使用しています。
このEMZはシリーズ化されて、現在4機種、EMZ4までリリースされています。EZM2はドイツ国境警備隊の対テロリズム専門の特殊部隊GSG9からの要請で開発されたダイバーウォッチです。GSG9はその任務の内容から、射撃、通信、突入、ダイビング、ロープ降下などすべてにおいてスペシャリストでなければならず、テロリストから狙われる可能性もあるので、隊員構成、氏名、身分など一切公表されていないシークレット部隊です。その部隊の要求として、視認性および対圧力、対衝撃性を最も重視したため、クォーツムーブメントを採用し、さらにケース内部をシリコンオイルで満たすことにより、理論上無限の耐圧性能をもっています。 (ただし、ムーブメントの安全性を考慮して500気圧防水を表示しています)引用元-−-兵庫伊丹マルニシ質店
ドイツ語で「ジン スペツィアルウーレン」日本語では「ジン特殊時計会社」
ジンの正式名は、ドイツ語で「ジン スペツィアルウーレン」―――日本語では「ジン特殊時計会社」という意味です。独自のテクノロジーを生み出し、伝統的で精緻な職人技とパイオニア的な革新性を一体化させることによって、身に着ける人が生涯信頼できる極限的状況でも最高の精度を保証する時計を製作しています。『使うためだけの時計』作りがジンの哲学です。重要なのは機能性で、そのため、ジンの時計には、実際に役立つ機能のみが搭載されています。
ジン社の歴史は1961年に遡ります。ドイツ軍パイロットで飛行教官でもあったヘルムート・ジンが、自らの名前をブランドに冠し、フランクフルトでパイロット用の時計を作り始めたのがその発端です。
これは時計というより航空機器に近いもので、視認性が良く、機能性が高く、そして堅牢な作りは、プロフェッショナル・パイロットたちのニーズを完璧に満たしていました。1994年9月にはローター・シュミット工学士がジン社の経営を引き継ぎました。
シュミットはスイスの名門ウォッチブランドの取締役兼製造部門マネージャーとして工程管理、製造、商品開発に携わった人物です。
彼が新会社にもたらしたものは、開発と製造での経験と知識だけでなく、絶えざる新しい技術の開発によって成長を持続するというポリシーで、このときジンのテクノロジーの新時代が幕を開けたのです。ジンが実現した数々の革新は驚嘆するものばかりで、いずれもジンの時計でしか堪能できません。
時計業界に登場したこのジン社の新しい時計技術に対しては、業界もユーザーも注目し関心を注いだのです。
ジン社の時計は従来の技法にとらわれがちな時計業界の中にあって、新しい技術的リーダーシップを建てようとするものです。
それはすなわち不断の技術革新であり、時計製造の局面において技術的かつ物理的に可能なことの極限を実現する、ということなのです。引用元-−-ジン オフィシャル サイト
高い防水性の実現 ハイドロ
時計のフェイスを覆う風防ガラス(サファイアガラス)は、角度によってはガラス面に光が反射して文字盤が見えづらくなる。ジンは、特殊なハイドロ・オイルをケース内部にすきまなく充填することで、この問題を解決した。
つまり、内部に充填されたハイドロ・オイルとサファイアガラスの屈折率が合致することによって、風防表面の反射がまったくゼロになる。どんな角度から見てもクリアに文字盤を読み取ることができるというわけだ。
だが、ハイドロ・オイルをケース内部に充填することのメリットはまだある。実は驚異的なレベルにまで、防水性能を高めることができるのだ。なぜなら、時計内部をオイルで満たすことによって、外部からかかる圧力(外圧)と、時計内部の圧力(内圧)の差が解消される。そのためハイドロ・オイルが充填されたダイバーズウォッチは理論上、潜水可能なあらゆる深度で耐圧性を保つことができるのだ(ただし、同社のカタログでは慎重を期して防水性能はMAXでも5,000mと定められている)。
ちなみにジンは、防水性能の検査のやり方自体が、他社と一線を画している。なんと、テストをヨーロッパの潜水器具規格を定める「ゲルマニア・ロイド」に依頼しているのだ。つまり、ジンのダイバーズウォッチは、時計という枠組みを超えて、公的機関から”潜水器具”として認められているのだ。ここまで防水テストを徹底している時計メーカーは、他に類がない。
引用元-−-マイナビニュース
優れた耐磁性能 マグネチック・フィールド・プロテクション
携帯電話やPCなど、現代にはさまざまな電磁気製品が身の回りにあふれているが、このような機器から発せられる”磁気”の影響を受けると、時計の精度は低下しやすい。
実際にかつてジンが、修理に持ち込まれた時計を調べてみたところ、実に半数以上の時計が磁気を帯びていて、なかには精度に致命的なダメージを受けている時計も見られたという。磁気に対する対処法は、腕時計が誕生した20世紀の前半からすでに考案されていることだが、ジンもこの分野に独自に取り組んでいる。軟磁性材料(簡単に磁気を帯びるが、残留磁気が低い素材)を使用したインナーケースによって、ムーブメント全体を覆うことで、磁界の方向をそらし、磁気がムーブメントに及ばないようにしているのだ。
引用元-−-マイナビニュース