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オメガ・スピードマスター(自動巻き・手巻き)のメンテナンス

   

オメガ・スピードマスター(自動巻き・手巻き)のメンテナンス

様々な国産メーカーからより安価で、電波受信することで10万年に1秒しか時間がずれないと言われる“電波時計”や太陽光で蓄電する“ソーラー時計”といったモデルが市場に多く出回るようになった昨今においても、根強い人気を博する自動巻きや手巻きなどといった“機械式時計”に魅力を感じているユーザーたちが愛してやまない、憧れのブランド・オメガ。

今回はその中でもスピードマスターに注目しながら、意外と知られていない手入れの方法について触れてみようと思います。

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オメガ・スピードマスターとは?

オメガ腕時計は、大きく分けて「コンステレーション」や「デ・ビル」といった高級機やドレスウォッチのモデル、防水モデルの「シーマスター」、そしてクロノグラフモデルの「スピードマスター」という4種類が存在します。

防水モデルであったシーマスターに、手巻きのキャリバー321を載せることで1957年に生まれた「シーマスター・クロノグラフ」がスピードマスターの原型と言われています。

スピードマスターモデルは、アメリカ航空宇宙局の公式時計として採用されています。

多重ケースによって衝撃を緩和したり、日付表示や自動巻き機構が搭載されていないなど、とてもシンプルな機構であり、それ故に堅固なモデルとしても知られています。

また、アメリカ航空宇宙局で採用されているために、宇宙空間でガラスが破損して飛散することを防止するため、プラスチック素材の風防を採用しているのも大きな特徴です。

ただし原型がシーマスターであったことは事実ですが、スピードマスターモデルは防水がほとんど期待できないので、使用する環境については注意が必要です。

内部機械のメンテナンスについて

時計とは、非常に精密な機械です。

気が遠くなるような細かい部品の集合体であり、とてもデリケートです。

先述のとおり、スピードマスターはその機構のシンプルさ、そしてケースの多重構造のため、ある程度の耐久がある……のですが、それでも精密機器に変わりはありません。

よって、定期的なメンテナンスは必須なのです。

一般的には“オーバーホール”と言われる内容となりますが、オメガにメンテナンスを依頼すると“コンプリートメンテナンスサービス”という名称のメンテナンスが実施され、その後ユーザーの手元に戻ってきます。(これについては後述)

メンテナンスをしないで使用し続けますと、精度や性能が低下し、本来の能力を発揮できなくなってしまいます。

それでも使用を継続すると、最後には動かなくなってしまいます。

理想的なメンテナンスのタイミングは、だいたい4~5年くらいに1回と言われていますが、湿気や水分が入ってしまったり、強い衝撃を与えてしまったりした場合は、なるべく早いメンテナンスが必要になる場合があります。

コンプリートメンテナンスサービスとは?

自分の大切な腕時計が、どのような内容のメンテナンスを受けているのか。

意外と知られていないことです。

コンプリートメンテナンスサービスは、時計の隅々までが点検され、オメガの中で定められている基準に従って不良個所を交換・修理・修正していきます。

時計本体の裏蓋を開き、リュウズを取り外してから機械そのものをケースから取り外すところから作業が開始されます。

ケースを「ガラス・チューブ・プッシュボタン・ヘリウムエスケープバルブ・ガスケット・ベゼル」といった部品ごとに分解し、ケースやブレスレットを研磨することもあります。

研磨することにより、小さな傷などが消え、美しい外観を取り戻します。

その後、ケースやブレスレットを洗浄し、劣化・摩耗していて交換の必要があるものは交換し、ケースを組み立てます。

組み立てた後、機種ごとの防水性を確認し、外装はこれでオメガの基準に定められた美しさと性能を取り戻します。

機械部分の修理は、たくさんの工程を経て作業されます。

最初に取り外した状態のままの機械から、ダイアルと針を取り外し、数百ある部品から構成される機械を順番に分解していきます。

この時、ムーブメントの各種パーツの摩耗状態や損傷状態などを職人が目視で確認していき、交換が必要な部品を交換していきます。

交換の必要がなかった部品については、洗浄機を使って綺麗に洗浄します。

そして、洗浄を終えた部品ひとつずつ「しっかり洗浄できているか」確認していくのです。

ここまでの工程を終えた部品を、組み立てていきます。

ここで調整を行いながら注油していくのですが、そのあと組み立てたムーブメントが品質基準通りに機能しているかどうかの確認が入ります。
(ここで、ダイアルや針に交換の必要があれば交換します)

こうして修理を終えたオメガ・ウォッチのゼンマイを完全に巻き上げて、24時間のランニングテストを行います。

そして、24時間後にその日差を確認し、精度面に問題がないかどうか入念に確認します。

これだけのメンテナンスを行うため、コンプリートメンテナンスサービスは1ヵ月を超えるような時間がかかる場合が多く、費用もかかります。

しかし、大切な時計ですから、定期的なメンテナンスは必要不可欠なのです。

自分でもできるメンテナンスとは?

中の機械は、上記のとおりオメガでコンプリートメンテナンスサービスによってオメガの基準通りの性能を取り戻すことができます。

しかし普段から自分でできるお手入れは、どんなものがあるのでしょう。

一番身近で、簡単なのは「クリーニング」でしょう。

メタルブレスレットやケースなどは、石鹸水をつけた歯ブラシを使って優しくクリーニングし、必ず柔らかい乾いた布でふき取ってください。

腕につけるため、どうしても汚れがたまってしまうことがあります。

そのままにしておくことは、外観も汚れたままになりますが、ケースの劣化などにもつながるため、なるべくこまめに手入れすることが理想的です。

気をつけなければならないこととは?

現代社会ではなかなか避けることの難しいものも、時計にとっては危険なものもあります。

冷蔵庫や電子レンジなどの電化製品や、携帯電話、磁気ブレスレット、タブレットなどにオメガ・ウォッチを近づけると、磁気を帯びてしまいます。

磁気を帯びると、本来の精度を保てなくなり、急に遅れたり止まったりといった不具合が起こります。

最悪の場合、使用年数に関わらずコンプリートメンテナンスサービスが必要になることもあります。

まとめ

オメガを手に入れることは、多くの人の憧れです。

そして、手に入れたオメガは生涯にわたり、腕元に輝きます。

今回は基本的なメンテナンスについて、そして身近に気をつけることができる内容についてなど、せっかくの大切な時計を護るためにできることについて触れました。

読んでみて「なるほど」とひとつでも引っかかるものがあれば、幸いです。

 - オメガOMEGA, 時計の豆知識, 海外ブランド

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